源右衛門窯の作風が大きく転換したのは昭和30年代。
料亭向けの業務用食器から家庭用食器へと主力を移し、多くのご家庭の食卓を彩る存在となりました。 江戸時代から続く伝統技法と古伊万里の精神を守りながら、時代に合った美しさを追求する。
先人たちが作陶に注いだ情熱に触れることで、色褪せることのない技と心を受け継ぎ、現代のライフスタイルに寄り添う器づくりへ
今右衛門の作品は、白と墨が織りなす独自の美をさらに進化させ続けています。
伝統的な白抜きの「墨はじき」を深化させるとともに、十三代今右衛門が確立した吹墨・薄墨、そして深みのある緑地の表現をいかに調和させるか。その探求こそが、今右衛門作品の核となっています。
さらに、白のわずかな陰影が雪の結晶のように浮かび上がる「雪花墨はじき」、周囲の光を取り込み柔らかく反射する新しい上絵「プラチナ彩」など、新技法への挑戦も続けています。
重要無形文化財保持者(人間国宝)として、伝統を守りながらも革新を生み出す。
その唯一無二の美を未来へと紡いでいます。
今右衛門窯の色絵磁器は、370年続く「色鍋島」の技と品格を受け継ぎ、現代へ昇華させた作品です。
轆轤成形、染付、柞灰釉、薪窯焼成、そして一子相伝で伝わる赤絵の技法など、十四代にわたり磨かれてきた高度な技が結集し、国の重要無形文化財保持団体として高い評価を受けています。
大切に使うほど深みを増す赤絵、ちりめんのように柔らかな釉薬の肌合い──。
伝統と美意識が息づく、今右衛門窯の「現代の色鍋島」の世界をお楽しみください。
今右衛門窯
欧州の王侯貴族に愛された、華やかな柿右衛門様式を現代に受け継ぐ、柿右衛門窯。
その特徴である「濁手」は1971(昭和46)年より国の重要無形文化財総合指定を受けており、
1640年代に初代柿右衛門が創始した美しい「赤絵」と調和し、世界を魅了し続けています。
創設者の井上萬二さんは白磁の第一人者として1995年重要無形文化財指定「人間国宝」となりました。
井上萬二窯の三代目。筆をコントロールせず、無意識に浮かび上がる「釉滴」で感性を表現。
萬二氏から受け継いだ白磁の美に自身のライフスタイルやカルチャーを映し出し、
シンプルながらもストリート文化を感じられる作品が特徴。
有田焼の陶祖、李参平の住居跡に開業した「李荘窯業所」。
蓄積された伝統と技術で、時代に左右されない美しさを追求します。
李荘窯が目指すのは「心を動かすモノ作り」。
あなたの心が動く一品に出会えますように。
自社にて調合した配合陶土を用い、独自の強化磁器を開発し、30年に渡り強度を必要とする大型旅館やホテル、飲食店に向けて、衝撃に強く耐久性に優れた(割れにくい)器を作り続けてきました。
二代目社長の松永映輔氏は、器の強度だけに特化せず、デザイン性のある食器や一般の磁器では成型の難しいオブジェ等も手がけ、国内外のギャラリーやアートフェア等でも展示されています。
また、使いやすさと美しさを兼ね備えた器を創り出すことにもこだわっています。
「2016/」は、有田焼の400年の歴史と技術を未来へつなぐグローバルブランドです。
1616年に発見された陶石から始まった有田焼は、職人たちの探求心と受け継がれた技により、世界中で愛されてきました。
400年の節目となる2016年、世界各国の16組のデザイナーとともに、新しい陶磁器ブランド「2016/」が誕生。
クリエイティブディレクターによる「エディション」と、15組のデザイナーによる「スタンダード」の2シリーズで構成され、多様な感性と有田の伝統技術を融合。
世界の暮らしに寄り添う、新しい“スタンダード”の器を生み出しています。
「家庭で使いやすいラーメン鉢」を追求し、味わいに影響する形や重さだけでなく、収納性にも工夫をした究極の逸品です。
その究極の形状に13の窯元の職人たちがそれぞれ得意とする絵付や釉薬で加飾し、これまでに300以上の絵柄を開発しました。
ラーメンをはじめとする麺類はもちろん、どんぶりものや煮物鉢などさまざまな料理に活躍します。
「造りの冴え、釉の妙」をキャチフレーズに、ルビー色の辰砂や結晶釉などの窯変物を中心に、釉薬を巧みに操る釉彩の技法を得意とする窯元です。
藍と白の器を中心に毎日の生活に必要な普段使いの食器をつくりたい。生活空間へ自然にとけこみ、どこか「ほっと」気持ちがなごむような器作りをめざしています。